お客様からのよくある質問
太陽光発電について
屋根の方角によって、太陽光発電の発電量は変わりますか?
変わります。
一般に、入射光の量が最も大きくなるのは、「真南」に向け、「傾斜角30度程度」で太陽光発電モジュールを設置した場合だといわれます。真南でなくても、ほぼ南に面していれば(南東や南西)、それほど光量は低下しません(真南に比べ、光量の低下は数%程度)
西や東面の屋根にも太陽光発電モジュールを設置することは可能です。この場合は傾斜をつけず水平に設置するほうが入射光量的には有利だとされます。ただし、太陽光発電モジュールを水平に置いてしまうと、ホコリや落ち葉などがモジュールについても、雨で自然に洗い流されなくなってしまうので、通常は傾斜をつけて設置します。
北面の屋根にも太陽光発電モジュールの設置は可能ですが、傾斜が大きければ大きいほど発電量は低下します。平均的には、南面の60%程度の発電量になるといわれます。モジュール価格は同じですから、日射条件の悪い北面に設置するかどうかは、施工業者と相談してよく検討する必要があります。通常は、北側の屋根に設置しても費用を回収できないので、設置しません。
一般家庭(夫婦子供2人)で、どのくらいの容量が必要ですか?
家庭で使用する電気の量は、生活形態等によって大きく異なるため家族構成だけでは判断できませんが、5kW程度の太陽電池を設置することで、使用電気量をほぼまかなうことができると考えられます。
運転操作は難しくありませんか?
設置してしまえば、日常の操作は不要です。完全な自動運転となります。長期の不在でも止める必要もありません。余剰電力は自動的に電力会社に買っていただきます。
工事期間はどれくらいかかりますか?
新築と既築で異なりますが、2日から3日あれば取付工事は終了します。
今の家の設備に太陽電池モジュール・接続ユニット・(必要に応じて昇圧ユニット)・パワーコンディショナ・余剰電力メーターが設置され、後ほど余剰電力メーターの配線工事が行われます。ただし、発電開始は各電力会社との手続きが完了した後になります。
電力量計は今のままでいいのですか?
ソーラー発電システムの余剰電力は電力会社が購入してくれます。その電力量を計測するために余剰電力用の電力量計(逆転防止型)は、別にお客様が購入し、設置する必要があります。また、現在付いている電力量計は、電力会社の負担で逆転防止型に変更されます。
太陽光発電システム以外にも必要なものがありますか?
発電し、余った電気(余剰電力)を電力会社に買い取ってもらうために、売電用の電力量計がお客様のご負担となります。通常見積もりの中に入れさせていただいております。また、発電モニターもオプションとなっておりますが、当社にてサービスさせていただいております。
このモニターは、発電・消費をリアルタイムで表示するもので、当社ではお客様のエコ意識向上に欠くことの出来ないものとし、サービスさせていただいております。消費にも目を向け節約にお使いください。
発電した電気を貯めておく事はできますか?
太陽電池は光があたっている時にのみ発電を行なうので、太陽電池自体に蓄電能力はありませんが、京セラ太陽光発電連携型「リチウムイオン蓄電システム」を併用すれば夜間でも使えますし、万一の事態に備えた非常用の電源として確保できます。
曇りや雨の日でも発電しますか?
発電はしますが、晴れに比べれば圧倒的に発電量は少なくなります。晴れであっても、雲が流れて太陽光発電モジュールに日陰ができれば、一時的に発電量は低下します。
雷は大丈夫ですか?
サージアブソーバという機器保護用の部品により誘導雷はある程度緩和されます。しかし、直雷には耐え得るものではありません。また、太陽電池パネルを屋根に設置するからといって、雷を誘導しやすくなることはありません。万一、落雷により機器・部品が破損した場合でも、システム10年保証が適用されます。
夜でも発電できますか?
夜は発電できません。
太陽光発電システムが電気を作り出せるのは、屋根のソーラー・パネルに太陽の光が当たっているときだけです。光が当たらない夜はまったく発電できません。夜には、太陽光発電システムがない家と同様に、電力会社から電気を買って使うことになります。
太陽光発電システムを設置すると、電気代がタダになるのですか?
まず、太陽光発電システムを設置したとしても、発電できるのは太陽光があたっている昼間だけです。現在の太陽光発電システムには蓄電(電気をためておくこと)の機能はありませんから、太陽光発電できない夜間や、発電量が不足する朝夕、曇天/雨天時などに使う電気は電力会社から買わなければなりません。
太陽光発電で昼間に余剰電力があれば、これを電力会社に売ることができます(売電)。夜間の電力は買わなければなりませんが(買電)、売電額と買電額が同額になれば、実質的に電気代はタダになったことになります。
元はとれるのですか?
京セラのPV18R192(3.456kW)の年間予測発電電力量は3.722kWh(住宅用総合カタログに記載)で、このうち6割を売電したものとした場合、金額に換算(42円/kWh)しますと約93,794円の売電金額となります。また、予測発電電力量のうち、4割を自家消費したものとすると、金額に換算(九州電力、従量電灯B・40Aご契約の場合を想定)すると、25,104円となります。合計金額118,898円で設備導入に伴う費用を割りますと、おおよその償却期間がわかります。
将来、エネルギーコスト上昇と物価上昇がどの程度であるか、また、オール電化生活にするなどお客様のライフスタイルにより償却の期間はもっと早くなる可能性があります。
売電をできるだけ増やすにはどうすればいいですか?
現在、売電できるのは、太陽光発電モジュールで発電した電気から、使用した電気を引いた残りの余剰電力です。
したがって余剰電力を増やすには、大きく次の2つの方法があります。
  1.太陽光発電の設置容量を増やす
  2.太陽光発電している昼間の消費電力を減らす
つまり、できるだけ多くの電気を太陽光発電で作るとともに、昼間に使う電気の量を減らすことが、余剰電力=売電を増やすことになります。
掃除はしなくてよいのですか?
太陽電池ガラス表面に付いたほこりなどの汚れは、雨によって自然に流れるため、掃除の必要はありません。
発電電力への影響も、数%程度しか低下しないと予測されます。当社の太陽光発電システムの年間予測発電電力量のシミュレーション値は、あらかじめガラス表面の汚れなども考慮して算出しております。
※汚れやすい環境(交通量の多い道路の近くや工場周辺等大きな煙突の近く)の場合を除きます。
製品寿命はどのくらいですか?
京セラの製品の期待寿命(※)は、太陽発電モジュールが平均して20年以上。
パワーコンディショナなどの周辺機器については、10年以上の耐用年数はあると考えます。尚、京セラの住宅用太陽光発電システムは、業界に先駆け1996年からシステムでの10年保証を実現しています。
※設置場所、設置条件により異なります。
システムの保証期間はどうなっていますか?
京セラではお客様に長期間安心して御使用いただけるよう業界でいち早く(1996年)太陽光発電システム全体(ソーラー発電モニタ※は除く)の機器を対象に10年間保証制度を導入しております。この10年間の保証制度は京セラ独自の保証で火事や台風、落雷といった自然災害(地震・津波・噴火は除く)に関しても適用致します。
※ソーラー発電モニタ(新型エコノナビット:PMD47C)は2年間の保証です。なお、10年保証の条件として1年次(無償)点検を受けていただくことが必要となります。
太陽光発電システムから発生する電磁波はどのくらいありますか?
主にパワーコンディショナのインバータ部分より発生する電磁波ノイズが電磁波として発生しています。
パワーコンディショナは第三者認証機関(JET:財団法人 電気安全環境研究所)の認証試験において「電波障害試験」に合格した適合品です。
発生レベルは一般家電製品と同等レベルになっております。
健康への影響はリスクが全く無いとは言い切れませんが、電磁波の程度としては一般生活する上で周囲にあるような様々なリスクと比較して、特に注意を払うべき大きさのリスクでは無いと判断しています。
停電のときでも太陽光発電があれば電気が使えますか?
停電しているときでも、昼間、ソーラー・パネルで太陽光発電した電気が一定量以上あるときには、その電気を家の家電製品で使うことができます。つまり停電したときでも、テレビを接続して見たり、携帯電話を充電したり、炊飯器でご飯を炊いたりできるわけです。
ただし、通常の状態のままで停電すると、パワーコンディショナも機能が停止してしまい、たとえ屋根の上のソーラー・パネルが発電していても、電気は使えません(ソーラー・パネルのない家と同じく、停電した状態になります)。発電している電気を停電中に使うには、パワーコンディショナを「自立運転モード」に切り替えて、「自立運転用コンセント」に使いたい機器を接続する必要があります。現在販売されている太陽光発電システムの多くは、この自立運転用コンセントを備えていますが、一部の機種や設置工事の内容によっては、コンセントがない場合もあります。また自立運転用コンセントに接続できる容量には上限(通常は1500W)があるので、家じゅうの電気機器をすべて接続して使えるわけではありません。そして当然ですが、夜間は太陽光発電できないので使えませんし、くもりなどで発電量が少ないときも、使える機器が制限されたりします。
太陽光発電システムは本当に地球環境に優しいのですか?
地球環境にやさしいとは、人間の生きていく地球環境が今後もずーっと持続可能であることです。化石燃料は地球温暖化の一因とされ、いずれは枯渇してしまうものですから、化石燃料に頼る生き方は持続可能とは言えません。
100年単位で先を見通すと再生可能エネルギー(以下自然エネルギー)は人類が消費するエネルギーの大半を占めるといわれています。その中でも太陽光発電システムは、太陽エネルギーを利用して電気を作ることと、製造過程の全部を通じて二酸化炭素の排出量が少なく、製造時に要するエネルギーを1.5年程度で回収できることから、地球環境にやさしいと言えます。
太陽光発電システムを入れると節電意識が高まるというのは本当ですか?
もちろん個人差があるでしょうが、太陽光発電システムを導入した多くのユーザーがそう証言しています。
大きな理由の1つは、やはり、節電することによって余剰電力が増え、売電額が増える経済的メリットがあるからでしょう。
もう1つ、太陽光発電システムを導入すると、発電状況を確認するための「ソーラー発電モニタ」を見やすいところに設置するということもあると思われます。
ソーラー発電モニタには、現在の発電量、消費電力量など、さまざまな情報がリアルタイムに表示されています。これがあると、消費電力量に敏感になりやすいようです。
このソーラー発電モニタには、現在太陽光発電している電気の量に加え、現在家の中で消費している(今現在使っている)電気の量などが表示されます。日ごろからこのソーラー発電モニタの数値を目にしていると、季節や生活時間帯などによって、家でどれくらいの電気を使うのか、自分の中に目安ができます。すると、「いつもより余計に電気を使っている」ということがひと目で分かるようになり、無駄を早期に発見、削減できるようになるわけです。
普通は意識しづらい電気消費について、経済的な理由や、ソーラー発電モニタによる「見える化」などの影響で、意識しやすくなるというのが節電意識向上の理由だと考えられます。
太陽光発電システムを導入して良かったことは何ですか?
太陽光発電設置者が設置してよかったと思うものの中で最も多いのは節電・省エネルギーのライフスタイルになったという感想です。さらに家族を巻き込んで環境意識が啓発され、家族のコミュニケーションを深めている姿が浮彫りになっています。
太陽光発電がCO2削減に大きく寄与し社会貢献していることに満足感を覚え、人に先んじてやったことはその満足感をさらに増すものになっています。話題の種にもなり多くの新しい仲間に会え、さらに自分で電気を作りだし、小なりといえ発電所長になれ、その発電データを取ることで自然の移り変わりを肌で感じたり、日々のけじめにもなっていると太陽光発電の効用をおっしゃる人たちが多くいらっしゃいます。
さらに実利として売電収入があり、月々の電気代が減少し、特に年金生活者には貴重な先行投資の収入となっています。思いがけない効用として屋根に設置することで夏季の灼熱をさえぎり屋根の劣化を防ぐだけでなく、部屋の温度が下がり涼しくなって満足している人も少なくありません。
オール電化について
オール電化って何ですか?
オール電化とは家庭の中の熱源を火から電気に変えることなのです。
家庭の熱源はコンロ、給湯(ボイラー) 暖房(ストーブ)が代表的なものです。
これらの熱源を電気に替えることによりオール電化になります。
オール電化にすると光熱費が高くなりませんか?
そんなことはありません。オール電化にすると、電気代、ガス代と分けて出費していた光熱費をひとまとめにできることから、基本料金だけでも大きなメリットが生まれます。調理時の光熱費も、機器性能の著しい向上によりガスコンロと同等もしくはそれ以下。深夜電力を利用できる給湯は、光熱費を一番節約できるポイントとなります。しかもエコキュートなら、空気の熱を利用してお湯を沸かすため、さらに大きな節約ができるようになります。
オール電化にすると、停電したときに心配です。
ガスや灯油など電気以外の熱源でも制御用に電気を利用しているものが多くあり、停電した場合は使えませんから、とくにオール電化住宅だから困るということはありません。ちなみに、年間停電時間は平均で約3分間程度と、海外に較べてもかなり短くなっており、過去の震災でもライフラインの中で、電気が最も早く復旧しています。ちなみに、電気温水器は前もって夜のうちにお湯を作って貯めておくので、安心な面もあります。
オール電化にしたときの電気料はどうなるのですか?
オール電化にしますと電力会社の時間帯別電灯と呼ばれるオトクな料金制度が使えます。基本料金も各社とも安く設定されていますのでほとんどのお宅では今の電気料金と変わらずガスや石油を使わない分だけお安くなっています。
ガスと比較するとメリットはありますか?
経済性で言いますと、光熱費の基本料金が電気だけになりますのでお得です。
火がなくなるので安心です、空気も部屋も汚れない、ボーという燃焼音が無い、機器がガスに比べて長持ち。
IHクッキングヒーターの場合は夏に調理していても熱くない、火力が強く便利な機能があるので台所に立つ時間が半分になり体が楽になる。火による拡散や上昇気流が半分以下になるので面倒な換気扇の掃除が少なくてすみます。他にもメリットは沢山あります。
オール電化のデメリットはありますか?
メリットがあれはデメリットがあります。
機器の導入コストがガス、石油機器より高いことです。
その他
エコキュートは電気温水器と何が違うのですか?
エコキュートは大気熱を電気の力で圧縮して熱をつくるのに対して、電気温水器は電気のヒーターで直接お湯を作ります。熱源が変わるだけで機能としては同じと考えて下さい。一番の違いは電気代が温水器が3800円だとエコキュートは1000円程度ですみます。
エコキュートの耐久年数はボイラーと違うのですか?
メーカーではボイラーの倍持つと言ってます。ボイラーが8年ですから15年程度は耐久があります。
てもメンテナンスはして下さい。
エコキュート設置で何か特別な工事が必要ですか。
設置に関してはボイラーと同じと思ってください、違うのは重量がありますので基礎をきっちり作ること、あと電気工事が必要になります。
エコキュートのお湯は髪や肌に優しいと聞いたのですが…
エコキュートは深夜電力でゆっくりお湯を沸かすので、塩素分が減りやわらかいお湯になります。そのため、デリケートな赤ちゃんの肌や髪に従来のお湯より負担をかけません。
ガスと比べてIHは火力が強いのですか?
ガスの1.5倍と思って下さい。立ち上がりが早く火力も強いので皆さん驚かれています。おおよそガスの1.5倍の火力があります。そのうえ熱伝導率が高いので、お湯ならガスの半分の時間で湧きます。また、直接食べ物に熱が加わりますので、煮物でも芯まで煮える時間が早いのです。お料理の時間が半分になり、大変喜ばれています。